tコロナウィルスの流行で様々な影響を受けた生活スタイル。おうち時間の増えた私達と、共に暮らす犬の生活にも大きな影響を及ぼしました。さらには、新しく迎えられたわんちゃんも増えたと耳にします。犬と暮らす楽しさを共感できる人が増えるのは、愛犬家として嬉しいこと！一生、幸せな毎日を過ごす犬が増えてくれたらこんなに素晴らしいことはありません。

今回は、ペット業界で現役で働く犬オタクライター「rinojin」より、『コロナ禍と愛すべき犬たち』と題して、コロナをきっかけに幸せなわんちゃんが増えてくれたら…と願いを込めてお贈りします！
すでに犬との暮らしを送られている方も、これからお迎えを考えている方へもお届けしたい記事です。

コロナ禍と愛すべき犬たち

新型コロナウィルスが蔓延し始め、
早三年が過ぎた。
感染対策は当たり前になった。

遠出の旅行などは、
計画しづらく、
おうち時間が増えた事で、
ペットと暮らし始める家庭が
増えている。

ペット用品店では、
ケージや子犬用のフードや
ペット用の除菌グッズが
販売数を伸ばしている。

犬のいる暮らし

犬と暮らし始めて分かること、
変わることは何だろうか。

犬のぬくもりに触れ、
安らぎや癒しを感じる。

また、
愛らしい仕草に
笑顔がこぼれる。

話題や
家族でのやり取りが増える。

散歩に出かけるようになると、
自然の変化や美しさに気付くようになる。

あ、虹が出ているなとか、
桜が綺麗だなとか、
風が冷たいな…など
四季折々に様々である。

定期的に
散歩をすることで、
運動の機会も増え
健康にも良いだろう。

しかし、
大変なことも確かにある。

混合ワクチンや
狂犬病の予防接種、
トイレトレーニング、
無駄吠えをしないなどの
基本的なしつけについて、
戸惑うこともあると思う。

また、
犬と暮らすということは、
意外にお金が掛かるという声や、
子供が世話をしてくれないとか、
粗相にイライラしてしまった
という話もチラホラ聞こえてくる。

犬と経済

犬と暮らすのに必要なお金
について考えてみる。

このコロナ禍における
原油価格の上昇に伴う
輸送費や包装資材の価格上昇は、
私達の暮らしを直撃しているだけでなく、
犬の暮らしにも影響を与え始めている。

トイレシーツ、
ケージやブラシ、
シャンプーに至るまで
値上げを行うメーカーが多い。

また、
ドッグフードやおやつの
原材料の価格も上がってきている。

これは、
またロックダウンに伴う
工場の稼働停止や、
港に船が入港できず、
予定通りに輸入できない
などの理由でやむなく廃盤になったり、
値上げであったり、
品薄になってきていたりする。

うちの子はこれが好きだったのにとか、
この商品は、次いつ入荷するかとか、
アレルギーや持病のため、
これしか食べられのに…
何か代わりは無いかなど問い合わせも多い。

今後、
価格や世界の物流が
どうなっていくのか、
見通しを立てることは
なかなか困難だが、
ウクライナ情勢もあり、
さらなる混乱や値上げが
起こり得るようだ。

ペットフードや
おやつに関して言えば、
これしかあげないと決めるのではなく、
これならあげられるという物の種類を
いくつか増やしておく必要があると思う。

ただし、
療法食の場合、
獣医師に相談することが
必要だと思われる。

犬と責任

犬や猫と暮らすということは、
新しい家族をお迎えするということだ。

人間だって、
成長するまでに、
たくさんイタズラもするし、
歯も生え変わるし、
何回も粗相もする。

ケガも病気もする。
何も変わらない。

ただ一つ違うのは、
人間にとっての時間と
犬にとっての時間だ。

人間にとっての1日は
犬にとっての3〜4日に値するらしい。

人間にしたら、
ちょっとした留守番でも、
犬にしたら長い時間
ずっと健気にご主人を待っている。

ご飯や散歩を
楽しみにしながら待っている。

そして、
早く年を取る。

犬が1歳年を取るということは、
人間ににすると4歳くらい年をとる
ということになる。

特に小型犬よりも大型犬は、
ゆっくり成長し、
早く老化が進むと言われる。

7歳を過ぎたら立派なシニア犬。
毛は白くなり
寝ている時間が増える。

でも、
愛らしさは変わらない。

一緒に過ごした時間が
長くなればなるほど、
言葉でこそないが、
アイコンタクト、
豊かな表情で、
犬の言いたいことが
伝わってくるようになる。

最後に…

保護犬をお迎えしようが、
ペットショップからお迎えしようが、
大事なのは、
その出会いのトキメキを大事に、
大変なことも楽しいことも共有しながら、
終生大切に家族として
共に生きていくこと
ではないかと心から思う。